課題研究(兎之山実習)を通して考えたこと
2023年9月13日 14時19分
「地産地消」は地元で取れた農産物は、その地域で消費しようという考えです。「国消国産」とは、国民が消費する食料はできるだけ輸入に頼らず国内で生産することです。いずれも食の安全の大切さを訴えるものですが、国消国産には警鐘の響きがあります。農業を巡る環境が厳しさを増す中、食料安全保障をいかに強化するかが課題となっています。日本の食料自給率は現在38%に留まっていますが、安定的な輸入は心もとなくなっています。世界人口の急増に伴う供給不足や、ウクライナ危機を背景とした価格の高騰、頻発する異常気象も影を落としています。自国の生産力アップは急務ですが、肝心の担い手の確保がままならない状態です。2030年に愛媛の産地を担う農業者は20年比で3割超、10年比では5割超も減る見通しとなっています。国内産にもっと目を向けてくれる消費者が増えるよう、そんな消費者の協力が欠かせなくなっています。実りのめぐみを感じるこれからの時季、食料の安定供給の重要さも心に置いて実習に励みたいと思います。9月17日(日)のYEGフェスでは、竹チップともみ殻燻炭を販売します。カーボンニュートラルの実現に役立つ商品です。御家庭に一つ置いてもらえるようにしっかり普及・啓発、販売活動を行いたいと思います。皆様よろしくお願いいたします。