静けさが芽吹くころ
2026年1月21日 07時52分凍える朝の空気に、吐く息が白くほどけるころ。庭先の梅の木は、まだ固く小さな芽を丸めて、春の足音を静かに聞いているようです。冷たい風にさらされながらも、決して急がず、ただその時を信じて待つ姿に、胸の奥がふっと緩みます。
大寒の厳しさは、春を迎えるための深い呼吸。今はまだ土も枝も冷えきっていますが、見えないところで命はちゃんと温もりを蓄えています。私たちもまた、焦らず、無理をせず、温かいお茶を手にひと息ついていいのかもしれません。やがて、あの丸い芽がほころぶ日がきます。その確かさを思うだけで、寒さの中にも小さな灯りがともるようです。
寒さの厳しい季節ですが、梅の芽のように、静かなあたたかさが心に残りますように。