日本一領民に優しい小松藩主の墓所清掃(クリーンアップ)
2023年3月14日 09時20分お彼岸を前に、一柳公の墓所清掃を行いました。江戸時代に300を数えた藩の中には、豊富な物産を持ち富裕な藩も多くあります。しかし、富裕な藩が必ずしも領民に優しいとは言えず、大藩になると、城下町に住む上級武士は、庶民の生活などを見る機会もなく、藩を優先する政治をして庶民の苦しみには無頓着な事もありました。小松藩は、飢饉の餓死者0だけではなく、藩の記録を見る限り一揆も起きていません。飢饉時には数千人の農民が待遇改善を求めて集まり、一触即発の時はありましたが、それは庄屋と藩役人と村人の話し合いで回避されました。小松藩は領民から逃げず、負担を押し付けず、上は藩主から下役人に至るまで、藩政に誠意を尽くしたからこそ、江戸230年間を通じて餓死者0、一揆0の善政を敷く事ができたのでしょう。( 参考文献:小さな藩の軌跡 伊予小松藩会所日記を読む)歴史を読み返しながらクラスメイト3名でクリーンアップでき、充実した休日となりました。藩主墓所を守る会の皆様、本当にありがとうございました。