[魅Can部とは]

令和6年度より、各学校の魅力となる部活動を「魅Can部」に指定し、外部人材を活用することにより、継続的な指導の実施や、活動費の補助を活用し、魅Can部の活動の幅を広げ、中学生を含む地域をアピールすることを目的としています。

小松高校では、「バレーボール部」と「経済研究部」が「魅Can部」として活動し、小松高校の魅力を発信しています。

[魅Can部の活動]

桃始笑(ももはじめてさく)

2025年3月10日 06時54分

3月10日~14日、七十二候の第八候の季節(略本暦による呼び名)です。啓蟄の次候となり、桃の花が咲き始める頃を表現しています。昔は花が咲くことを「笑う」と表現していました。俳句で「山笑う」は山の草花が芽吹いて賑やかになる様子を表す春の季語です。桃の花や枝ぶりをみると、素直さ、無邪気さを感じます。梅のような品格はなく、桜のような豪華さもないけれど、とびっきりの笑顔のような愛らしさがあります。

花は「ほころぶ」と表現することもありますが、「ほころぶ」という言葉は内側に隠れさていたものが突然、外に顕れることをさしています。つぼみに溜めていた力が一気に外側に放出されるのが「ほころぶ」という現象で、春の鳥が静寂を破ってさえずることも、ほころびです。花をみるとき、人の顔にも自然に笑みが浮かんでいます。内側に湧いた感情が隠しきれずに自然にこぼれてしまうとき、人は笑うようです。春の芽吹きのように物事が一斉に動いていく時期です。

桃の花2 桃の花1