近代遺産探究活動の御案内【航空機乗員養成所跡】

2024年1月5日 07時00分

西条市氷見にある航空機乗員養成所跡の写真

防空壕入口 小松ゴルフ場

1 期   日 令和6年1月13日(土)11時30分発~13時30分頃 2 講 師 萬條 克己 先生

3 集合・解散 西条市氷見丙658番地上町 住吉屋森家      4 定 員 10名

5 そ の 他 このホームページを読んでくる できれば午前中の古民家見学会にも参加してください。

6 連 絡 先 小松高校総務厚生課 ℡0898-72-2731 Fax0898-72-3669 

 卒業生らが建立 県内の戦争遺跡

西条市氷見にある養成所一角の「記念碑」(航空機乗員養成所卒業生らが建立)

元乗員養成所正門脇(西条市氷見)に建立された「記念碑」は、石を高く積み、その上に高さ2m、幅2.5mの石に、乗員養成所歌の一節が刻まれています。歌詞は、「瀬戸の海 見下して 石鎚の峰仰ぎつつ 赤き心の 若鷲が 魂を鍛え 技を練りし」とあります。

当初は、民間のパイロット養成所として整備され、開戦翌年の1942(82年前)に完成。開所した昭和17年4月は太平洋戦争の真っ只中であったため、必然的に海軍の塔乗員養成所の役割を担うことになる。昭和19年3月には、詫間海軍航空隊西条分遺隊が併設される。終戦間際には「西条海軍航空隊」として独立。卒業生の中には、神風特攻隊や桜花特攻隊として命を散らした方もいた。小松ゴルフ場沿革誌によると、3年余りで700人以上が入所し、多くの若者が出撃していった記録が残っている。

今回、これらの歴史を高校生にも学べる探究活動を企画しました。現在は、その跡地が太陽光発電所となり、太陽光パネルが並ぶ一角に戦争遺産として航空機乗員養成所の記念碑とコンクリート製の地下防空壕入口が残っている。