8月4日は橋の日~小松橋竣工から98年~
2024年8月4日 06時42分
1986(昭和61)年に、宮崎市の湯浅氏の提唱により、宮崎県の「橋の日実行委員会」が制定しました。郷土のシンボルである河川と、そこに架かる橋を通して、ふるさとを愛する心と河川の浄化を図るのが目的で、その活動は全国の都道府県に広がっています。大正15年2月竣工(令和8年で100歳を迎える)の小松橋は、桁橋のなかでデザイン的に注目されています。きれいな曲線を描く変断面の桁橋は、桁から高欄(車両防護柵)にかけての収まりや高欄デザインに意匠的な工夫が施されているのです。旧金毘羅街道の小松川にかかるこの橋は、クラシック様式で全体がまとめられています。また、すべてコンクリートで製作しているところに型枠大工の匠の技が感じられます。親柱には照明も取り付けられ、城下町の西端に位置する入口門であったこと伺えますね。橋の灯りが町の入口を効果的に演出しています。皆さんが登下校している町並みを一歩違った視点でウォッチングしてみましょう!